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2020.10.30

本の…。

lapis文庫

読書好き、本の虫、本を読もう!etc,etc、

『本を読むことの好きな理由』

の本も溢れているけれど、

私が本が好きな一つに”背表紙”がある。

本の背表紙を眺めているだけで

私は楽しい。

ボーッと眺めていても、

原稿の言葉に詰まっているときも

本の背表紙を見つめていると、

向こうから、

中身が溢れ出して攻めてくるときがある。

……そんな気がする。

で、手に取りページを捲ると、

「ああ、そうだった!」

と思い出すときもあれば、

「あれ?こんな内容だったっけ?」と

すっかり忘れているときもある。

つい引き込まれて、又読み出したりして。

けれど、なにより面白いのは、

一冊の本だけから漂ってくるのではなく、

ズラーッと並んだ背表紙から、

複数冊の言葉?がそのとき読んだ

空気・思いと絡み合いながら

寄せてくること。

(それこそ化学変化起こしながら)

寄せるのはさざ波。

だから、さざ波が寄せる足元に目が行く。

それは、今の私。

数種の本の化学変化の空気を通して、

本のエキスと、私の歴史が足元に寄せる。

それを纏って、どう漕ぎ出そうか…。

そう、思わせてくれる瞬間が私は好きだ。

それは、日の出を迎える希望とは少し違う

静謐な勇気を与えてくれる。

だから、晩秋の木漏れ日の中、

背表紙を眺めながら、

地獄のように熱いcofeeをお供に

ターレンの想いも凌駕して、

迎えるこの空間が私はいとおしい。

 

 

 

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