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2021.1.15

ため息

ケミカルハーツ

授業中に、「フッ~。」と

中1の男の子から溜息が洩れました。

「どうしたの?解らないの?」と聞くと、

「そうじゃないけど…。」

「なんかさぁ、中学生ってめんどくね。」

とポツリ…。

いわく、

ストレートに言いたいことを言えない。

興味本位でどうでもいいことを、

何度も聞かれる。

軽く返事したことがすぐ、

学年中に広まっている、等々。

本音と建て前。噂や冗談。嫉妬や虚栄心。

13、14歳の頃から、

どろどろとした心の闇も、

広がっていくのでしょう。

人付き合いも難しくなります。

社会が広がる。ということは、

自分と同じ空気、呼吸で生きてきた

人ばかりでは無い。

ということを思い知ることだから…。

性別、環境、年齢、風土、文化によって

1つのことでも受け止め方は本当に千差万別。

私は中学の時に参加した合宿で、

初めてトマトに塩が掛けてあるものを

口にしました。

塩だと思わずに…。

私の家では、トマトには砂糖だったのです。

口にした瞬間、吐き出すわけにもいかず、

塊を飲み込みました。

で、何故か、ツーッと泪が出ました。

なんか、知らなかったなぁ。

私、無防備だなぁ。なんて感じ入って。

自分の知っている世界でしか物事を図らず、

疑いもせずに、飛び込んでしまう。

もう何十年も前のことですが、

あのしょっぱさは、今も覚えています。

子供は、経験が少ないからこそ、

無防備なのです、初めてのことには色々と。

だから、その都度傷ついて、

逞しくなっていくのだけれど、

だからと言って、段々感受性が鈍く、

ずる賢くなって欲しくはありません。

又、傷つくからと言って、殻に閉じ籠ったり、

警戒心ばかり強め、

臆病になって欲しくもありません。

際どいバランスの中で、

それでも前を向き、世界を広げて欲しい。

と願うのです。

前へ!の一歩を踏み出す勇気に、

ほんの少し知識が

後押しするお手伝いが出来たら…。

そう、思いを込めて、今日も授業が始まります。

 

もうすぐ、大寒。

明日は第一回共通テストです。

 

 

 

 

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