お問い合わせはこちら

ブログ

お知らせ

2020.11.25

「いろいろあるのよ。」と言われたこと。

ケミカルハーツ

 

まだ、丘の上に本部があったころです。

階段を上って2階が教室でした。

いつもの様に生徒さんを待っていましたが、

その日階段を上って見えたのはお母様でした。

いわく、「下まで来ているのですが、

車から降りないのです…。」

小学校からお預かりして今は、

私立に通われる中学2年生の女の子。

今度は私が車まで迎えに行きました。

中々出てきません。少し、泣いている様子。

「どうしたの?」と聞くと、

暫くして、ポツリと「いろいろね、あるのよ。」

と帰ってきました。

「・・・・・・」

今度は、本部が今の場所に移ってからです。

生徒たちを返し、ミーティング、

後片付け等を終えての帰り道、

十字路で数人の中学三年生が

まだ帰らずに話し込んでいます。

既に11時近く。

「何しているの?!早く帰りなさい‼」

と声かけると、やはり、

「中学生はね、いろいろあるんだよ。」

と言われました。

「・・・・・・。」

 

大人の振りして、説得・説教することは、

簡単だったけど、何故かその時は

(そうかぁ…。)と納得し、

何も言えませんでした。

「中学生はね…。」

明らかに小学生までの、

大人の一言で、一喜一憂できた頃

とは、違うんだよ。が込められて…。

思えば、14,5歳の時は一番感受性が鋭く、

鬱々とし、最も傷つきやすい時期です。

身を守る術は少なく、

庇護してくれた親からは巣立ち始め

自分の体全身で、様々なことを受け止め

まだ薄い皮の心はは常に傷つき軋みます。

その、悲鳴と共鳴できる友達、時間は

その時の唯一の拠り所になるのでしょう。

 

高校生になると、強くなってきます。

(段々図太くなってくるのかもしれません。)

はるか昔、自分が十四・五の時はやはり

今が自分の感性のピークだ!と思っていました。

後は薄汚れていくだけだ…。とも。

だけど、人生はもっともっと、奥が深い。

もっと謎めいていて、温かい。

おおっ!と思うことに出会え、

だからなのか。と気づきます。

 

私は、中学生のこの時期特有の

感性を持つ子供たちが大好きです。

この子たちを見ているだけで、

心の中で、(がんばれ、がんばれ!)

と言いながらウルウル来そうにもなります。

 

抱えきれないぐらいの様々を

日々感じ、震えながら

それでも明日のために種を蒔く受験生。

その子たちに、私が出来ることは少ないけれど、

それでも何か温かいものが届けよう!

言葉?眼差し?ココア?肉まん?

「今日も、がんばったね。」で、

閉めること。

 

外は凍える寒さが来ても、

心にたいまつを掲げて…。

受験の冬が始まります。

 

 

 

 

体験授業募集中
体験授業募集中